リフォーム工事を少しでも安くする方法
リフォーム工事を安くする方法、一般的には以下の方法が良く知られている方法です。
- 相見積を取る
- 安い部材、機器に変更する
- 自分でホームセンターなどで購入して自分で作る
しかしただ単に安くするだけでは、仕上がりが安っぽく仕上がってしまうという結果に陥りやすいのも事実です。
また相見積も各社によって仕様は異なりますので、金額は当然異なってきます。
ここでは各社の仕様の比較ではなく、「リフォーム工事を満足できて、なおかつ安く仕上げる内容」をプロの目線で紹介したいと思います。
ズバリ!!そのポイントは
その計画をすることにより金額は全く異なってきます。
そのポイントをいくつかご紹介いたします。
①工事をする前にリフォームの目的と優先順位、希望予算を決めておく。
リフォーム工事を私も沢山行ってきましたが、ほとんどの方は予算オーバーになります。
まずはそのリフォーム工事が「何のためのリフォーム工事」という目的を作ることから始めましょう。
例えば、
- 家族が増えたから部屋数を多くしたい
- 新しく購入した中古住宅で快適に過ごしたい
- 家族みんなが集まるLDKを作りたい等
明確に目的を設定します。
次に、その目的に沿って希望する設備や造りなどの優先順位を一つ一つ考えていきます。
本当にそれは必要なものなのか?
それはまた次回リフォームをする際にはできないのか?
これだけは譲れないものは何なのか?
などをご家族や業者の方と打ち合わせをし、決めていくことが重要です。
優先順位をつけてこだわることろはこだわり、コストダウンを図りメリハリをつけることも大きなポイントです。
その計画をすることにより金額は全く異なってきます。
そのポイントをいくつかご紹介いたします。
②予備費をみておく(約工事費の10%~20%)
一般的に最初の提案図面などでは分からなく、工事が進んできて形が見えてくるとだんだんと、ここにあれを付けたいなど思うようになることが多いようです。
でもいくらかかるか分からないし・・、予算もないし・・と後で後悔しないようにしたいものです。
大きな変更などは別として、私の経験上、概ね工事費の10%~20%が追加として上がることが多いです。
その為、予備費を計上して気持ちの余裕と予算オーバーを防ぎます。
使わなかったら使わなかったで安く仕上がることになりますので、結果的に良かったという事になります。(例:総予算が700万円だった場合、最初は630万円で計画し、予備費を70万円)
④リフォームの目的と予算を業者に提示して プロの意見を聞く
施工業者に意見を通しすぎると、費用が高くついたり、何かおかしなリフォームになったりすることがあります。
まずはあらかじめどれくらいの予算が必要かの情報を集めたうえで、
「こういう理由でこうしたい そのやり方を提案してもらえませんか! 予算は〇〇円以内で。」
こういうお話をすると、その予算内で最大限の提案を各業者さんは行ってきます。
そうすると、別のやり方があった事などが分かることもあります。
その際各業者さんがどのような分かりやすい提案方法をお客様にしてくるかにも注目しておきたいところです。
ご自身の考えもお持ちの上で、プロの意見を聞いて判断することが、大きなコストダウンにつながることもよくあります。
③ショールームイベント、展示会を活用する(新聞、チラシ、DMなど)
毎年延岡総合文化センターで開かれている展示会
イベントでは目玉商品や特価品などが沢山でます。
メーカーもたくさん売れる可能性が高いので力を入れます!
そこを活用しない手はありません。
でもリフォームしたい時にはなかなかそういうイベントが重なることは少ないです。
その為日頃から業者の方とお付き合いをしておいたり、リフォーム計画があることを伝えていたり、各メーカーのショールームでアンケートを記入したりしておき、日頃から情報を集めておきます。
できれば寸法などの関係がありますので、リフォーム計画を行い、業者の方にお話ししておくことがおススメです!
機器によっては10万以上も得をすることがあります。
その際にユニットバスやキッチンなど機器類のメーカーを統一して、価格の交渉を行うのも有効な方法です。
⑤グレードを落とすのではなく、工事の場所を縮小してこだわりをいかす。
希望する場所全体の工事を、予算が合わなくグレードを下げる形で金額を落とすと、金額的には満足しても工事の内容的に不満や心残りができることが多く、安っぽい普通のリフォームになってしまうこともあります。
その際は工事の場所を減らし、その分の費用をこだわりのある部分に充てることで、満足する工事にすることができます。
また数年後の工事で、次回の改修でこういう風にしたいと業者の方にあらかじめ伝えておくことで、次回の工事もすんなりと計画を立てられ、それに合った内容にしてくれます。
⑦一時的にアパートなどに仮住まいを行う。(大きな工事限定)
費用は工事日数と業者の数が多くなればなるほど上がっていきます。
業者の数を減らすのはプロの工夫が必要ですが、日数は工事の内容によっては減らすこともできます。
住みながらの工事では段取りや内容、日程などを細かく連絡相談しながら工事を進めていく必要がありますが、仮住まいをしていただくことで、まとめていっぺんに工事をすることができるようになるからです。
まとめてできることで、業者の方も2回来なければいけないところが1回で済んだりという事も多いので、大きな工事と工事の内容次第ですが、有効なやり方の一つです。
借りる部屋の家賃や敷金・礼金などの費用を考えて、総合的に判断してみましょう。
(築年数の古いアパートによっては仮住まいでは敷金・礼金を取っていない所もあります。)
以上、全体的な部分として、工事を安く、なおかつ満足できる方法をプロの目線から上げてみました。
相見積という手もありますが、安いだけの業者であると失敗したり、その後の対応が悪かったりする可能性があります。
会社によってやり方が異なるので、費用に差は当然にあります。
日頃のお付合いや提案、お付合い、細かな対応などを通して業者を見極めることも大事です。