実家をリノベーションして住もう
『実家は手放したくはないが、住むには古いなぁ~』
『新築に住みたいなぁ。でも費用がかかるなぁ』
当社にご相談される方からこのような相談を良く受けます。思い出のある家を壊したり、手放したりすることは抵抗があり、なかなか話は進んでいきません。ただ家は古いけれども、太い梁や柱で良い材料を使っている家は非常に多く存在します。
そこで、実家や貰い受ける家、祖父の家をフルリノベーションして住むのはいかがでしょうか?
『古い家をリノベーションして自分らしく住む。』というスタイルが増えています。
Renovation
実家・持家リノベのメリット
1、古さを活かした面白いデザインが可能
今では作ることが難しい部材や装飾を活かしたデザイン、ヴィンテージやレトロな空間など新築には真似できない、他とは違ったオシャレな空間にすることができます。
2、同じ程度・性能の新築より1割~2割程度安くできる。その分グレードアップしやすい。
まず土地代がかかりません。その分かなりの費用が節約されます。
新築の場合は1からすべて新しく作らなければならない。古屋があれば解体費用もかかります。
リノベーションすると使えるモノは使って改修にかかる費用を抑えることができます。その分壁を塗り壁にする、良いキッチンに変更するなど、グレードアップしやすくなります。
3、補助金がある
現在日本国内では空家問題で家が余っている状態にあり、その観点から空家をもっと活用してくださいという方針を打ち出しております。壊しては作るというスクラップビルドという考えは過去のものとなりつつあります。
その為国は建物の仕様(断熱や配管、省エネや塗装など)を上げれば一部を補助しますという方針を打ち出しておりますので、それらの補助金を活用することができ、お得に家を取得することができます。
その改修方法により異なりますが、300万円以上の補助金になる場合もあります。
4、金額の調整がしやすい
新築の場合だとすべてを新しく作ります。つまり全てにおいて費用がかかります。
リノベーションの場合だと、例えば屋根はまだ大丈夫であればその分の費用を減額したり、2階の部屋は子供が大きくなってからしようかなど、金額での調整がしやすいメリットがあります。
5、税金が安い
家を持つ、又は購入するにあたっては以下の税金がかかります。
◆不動産取得税 ・・・家や土地を購入するときにかかる税金(広さや評価額により異なる)
◆登録免許税 ・・・家や土地を購入して登記する場合に支払う税金
◆固定資産税・・・毎年、土地や建物にかかる税金。新築の場合減税措置があるが4年後から通常に戻る。
特に固定資産税は築35年の木造住宅で土地が70坪ぐらいであれば概ね50000円/年間ぐらいが多いようです。(評価額により異なる)その費用は基本的には上がりません。
新築の場合、評価額は最高額になるため、概ね15万~25万程度/年間かかります。(最初3年間は減税措置があり半額程度です。)
建てた当時は当然、その評価額は最高額になります。
最初3年間は減税措置で半額程度ですが、新築4年後からは通常に戻ります。
維持費も家を建てる際には考えなければいけません。
6、ローン額が少なく、返済期間も短くすることができる。
新築の場合はほとんどの方が35年のローンを組むことほとんどですが、35年間もずっとローンの払うのは実際思った以上に大変です。
ローンには手続き費用等やつなぎ融資費用も掛かってきます。
リフォーム代だけであれば借入金額も少なく、支払額も減ります。また融資も通りやすくなります。
7、思い出が詰まった家を代々引き継ぎことができる。
慣れ親しんだ家を手放すことなく相続でき、有効活用できます。最初に家を作ったご両親や祖父なども『家』に対してあなたと同じように、いろいろな思いを持って作られたはずです。
その家を引き継いでくれることは、お金で買えない価値ではないでしょうか。
8、地盤沈下などの恐れが少ない
家を建てて約10年未満の家は、地盤沈下などをおこしてしまう事もありますが、数十年たっている家だと、地盤も落ち着いているので、その心配が少なくなります。
新築の場合は地盤改良工事が必要になるときがありますが、中古住宅ではその必要性がほとんどありません。
9、良い材料で作っていることもある
現在建てられている新築はほとんどが杉材を使用していることが多いですが、上記の様に昔は柱や梁などに今では高価であまり使われない贅沢な材料を使っていました。(マツ、ケヤキ、サクラ、クリなど)そういった家は丈夫なことが多く、長持ちします。